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【忍び寄る腎臓のリスク】西洋医学の限界と漢方が切り拓く健康寿命

超高齢化社会を迎えた昨今、私たちの健康を脅かしている「ある臓器」への不安が高まっているのをご存知でしょうか?
それは、「腎臓」です。
「沈黙の臓器」とも呼ばれる腎臓は、一度機能が低下してしまうと元の状態に戻るのが非常に難しいと言われており、最近では、年齢を重ねるにつれて腎臓の数値に不安を抱え、ご相談に来られる方が急増しています。
今回は、現代の腎臓病治療が抱える問題点と、漢方(東洋医学)が持つ「補腎(ほじん)」という希望についてお話しします。
腎不全・透析治療(人工透析)の厳しい現実

腎臓の機能が著しく低下し「腎不全」となると、最終的には人工的に血液を浄化する「透析治療(人工透析)」が必要になります。
この「透析治療(人工透析)」、実は患者一人あたり年間約500万円もの医療費がかかると言われており、公的な補助があるとはいえ、国の医療費を圧迫する大きな社会問題となっています。
また、週3回・約4時間の通院が一生続くため、患者様ご自身の生活の質(QOL)にも多大な影響を及ぼします。
さらに恐ろしいのは、最初から腎臓が悪くなるケースばかりではないということ。
「糖尿病」や「肝機能障害」といった別の生活習慣病から連鎖し、最終的に「腎不全」・「透析治療(人工透析)」へと至るルートも数多く存在します。
他の数値が悪い方も、決して他人事ではないのです。
西洋医学における腎臓病治療の現在地
では、病院(西洋医学)に行けば腎臓は良くなるのでしょうか?
結論から言ってしまうと、実は、西洋医学において「低下した腎機能を回復させる特効薬」というものは、現在のところ存在しません。
一般的な西洋医学のアプローチは、以下のような流れをたどることが多くなります。
一般的な西洋医学のアプローチ
- ■ 食事療法:タンパク質・塩分など摂取制限
- ■ 投薬治療:血圧や尿酸値などのコントロール
- ■ インスリン注射:糖尿病が原因の場合など
- ■ 透析治療(人工透析):腎機能が限界を迎えた場合
- ■ 腎移植:生体腎移植・献腎移植
これらはあくまで「数値を抑え、悪化を防ぐ(遅らせる)」ための対症療法であり、慢性の場合は低下した機能の維持を目指し、末期には透析治療(人工透析)や腎移植を検討します。
つまり、西洋医学には腎臓そのものにエネルギーを補うという概念が乏しいというのが実情です。
漢方(東洋医学)の知恵、「補腎」で未病を防ぐ

西洋医学では根本治療が難しいとされる腎臓ですが、漢方(東洋医学)には古くから「補腎」という素晴らしい考え方があります。
東洋医学における「腎」は、単なる尿を作る臓器ではなく、生命力や老化に深く関わる根源的なエネルギーの源とされています。
漢方では、この「腎」の働きを助け、エネルギーを補う生薬を用いた養生法が確立されています。
西洋医学に「補腎」の概念がないからこそ、漢方の力が大いに役立つ領域なのです。
補腎ができる漢方を取り入れるメリット
漢方を用いた最大のメリットは、「未病(病気になる手前、数値が少し気になり始めた段階)」からアプローチできる点にあります。
- ✓ 根本的な生命力を底上げする
- ✓ 生薬の力で身体のバランスを整え、腎臓への負担を和らげる
- ✓ 症状の進行を緩やかにする
これらにより、透析に至るまでの期間を大きく延ばし、健康寿命を延ばすことが十分に期待できます。
手遅れになる前に「補う」選択を

腎臓は、悲鳴を上げる前にケアを始めることが何よりも重要です。
「数値が悪くなったから薬を飲む」「タンパク質を制限する」という対処だけでなく、「弱った腎臓に力を補う(補腎)」という東洋医学のアプローチを取り入れてみませんか?
健康診断で少しでも腎臓の数値や、血糖値、肝機能などの異常を指摘された方は、手遅れになる前に、ぜひ一度「漢方での補腎」という選択肢を検討してみてください。
よくいただくご質問
Q.腎臓は、どんな働きをする臓器ですか?
腎臓は血液をろ過して老廃物を尿として排泄し、体内をきれいに保つ重要な臓器です。また、体内の水分量や塩分濃度のバランス調整、血圧のコントロールといった全身の環境維持も行います。さらに、赤血球を作るよう促すホルモンを分泌して貧血を防いだり、ビタミンDを活性化して骨を丈夫にしたりと、健康に生きるための多様な役割を担っています。
Q.腎臓病とは、どういう病気ですか?
腎臓病とは、血液を濾過して尿を作る腎臓の機能が低下したり、蛋白尿などの異常が出たりする病気の総称です。これには急激に悪化する急性腎障害や生活習慣病などを背景にじわじわと進行する慢性腎臓病(CKD)が含まれます。放置すると老廃物が体に溜まり、将来的に人工透析や移植が必要になることもあるため、早期発見が極めて重要です。一つの特定の病名ではなく、腎臓に関わる多様な疾患をまとめた言葉といえます。
Q.腎臓が「沈黙の臓器」と呼ばれるのはなぜですか?
腎臓が「沈黙の臓器」と呼ばれる理由は、機能が低下しても初期段階では自覚症状がほとんど現れないためです。腎臓は予備能力が非常に高く、一部がダメージを受けても残りの正常な組織がカバーして働き続けます。そのため、むくみや疲労感などの異常に気付いた時には、すでに病気が重症化していることが多く、発見が遅れやすいためこのように呼ばれています。
Q.透析治療(人工透析)とは、どういうものですか?
透析治療(人工透析)は、腎不全などによって腎臓の働きが著しく低下した際に、腎臓の代わりに人工的に血液を浄化する治療法です。専用の機械や自分のお腹の膜を利用して、血液中に溜まった老廃物や余分な水分を取り除き、体をきれいに保ちます。同時に体内の水分や塩分などのバランスを整える役割も果たします。腎機能が回復しない場合、命を維持するために継続してこの治療を受ける必要があるため、一生続きます。
Q.透析治療(人工透析)が大変と言われる理由は何ですか?
透析治療(人工透析)が大変な理由は、週3回・約4時間の通院が一生続き、生活や仕事が大きく制限されるためです。厳密な水分・食事管理、針の痛みや疲労といった身体的負担、終わりが見えない精神的ストレスも甚大です。さらに、年間約500万円もの医療費がかかるという経済的な問題も加わるため、時間・身体・精神・費用のあらゆる面において、患者にとって非常に重い負担を伴う治療だからです。
Q.腎移植をすれば、生活は改善されますか?
腎移植の最大の利点は、透析からの解放です。一生続く透析治療(人工透析)や厳しい食事・水分制限がなくなり、仕事や旅行などの社会復帰が容易になります。また、透析継続よりも生存率が高く、心血管疾患のリスクも低減します。ただし、拒絶反応を防ぐため、免疫抑制剤を一生服用し続ける必要があり、感染症や副作用のリスクが伴います。提供者(ドナー)への身体的・心理的負担や移植した腎臓にも寿命(いつか透析治療(人工透析)に戻る可能性)がある点も挙げられます。
Q.腎臓に負担がかかる時期というのはあるのですか?
「女性は7の倍数」「男性は8の倍数」の年齢の時に節目を迎え、体に変化が訪れる。これは東洋医学の教科書的な「黄帝内経(こうていだいけい)」に書かれている内容で、「腎気(じんき)」から見た体の年齢変化として女性は7の倍数、男性は8の倍数で変化があるということを意味しています。また、一年を通しては、冬の季節に負担がかかりやすくなるとも言われています。
Q.腎臓への負担を軽減する食事はありますか?
飲み物は、カフェインや糖分の多いものを避け、腎臓への負担が少ない純粋な水分摂取を心がけましょう。麦茶なども他のお茶に比べてカリウムやリンが少なく、ミネラル補給にも役立ちます。食べ物は、塩分を控え、タンパク質やカリウムの過剰摂取に注意する「腎臓病食」の知識が重要です。
腎臓病は漢方のサツマ薬局にご相談ください
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