眼病の治療法と漢方薬

西洋医学での治療方法

白内障の医薬品

カタリン、カリーユニ(ピレノキシン)

白内障の進行を遅らせる目薬で、長期に使用することが多いです。 一度混濁した水晶体を回復させることは出来ないため、まだ視力が保たれている初期の段階に用います。

白内障が進行して日常生活に不便を感じる場合は手術を行います。 (手術をしても再発する可能性があります)

緑内障の医薬品(点眼)

プロスタグランジン製剤、抗コリンエステラーゼ薬、炭酸脱水酵素阻害剤、 交感神経刺激薬、副交感神経刺激薬、β遮断薬、α1遮断薬など

緑内障の種類や進行度によって、使用する種類を決めていきます。複数の薬を併用することもあります。

副作用

点眼薬の副作用

眼瞼炎、皮膚炎、びまん性表層角膜炎、結膜の充血、痒み、刺激感や痒みなど

内服薬の副作用

痒みや発疹、肝機能障害、発疹や胃の不快感、嘔吐、下痢、発熱など

東洋医学での治療方法

漢方では、主に「肝血」や「腎精」の流れの停滞や不足に原因があると考えます。

腎虚

目の病気になったり眼精疲労が起こる

肝血虚

『血』が不足して目に栄養が行き渡らない

点眼薬で症状が改善しないときは、内臓の働きが弱っているかもしれません。

肝臓の弱りを改善させる 目は多くの栄養素を必要としますが自分では作れません。肝臓で作ったものを目に供給するのです。 目の症状は肝臓の弱りによる目の栄養失調状態が原因です。

血液の流れを良くする いくら肝臓がしっかりと働いていても栄養の供給ルートとなる血液が流れにくいと、目にしっかりと行かず、結果的に目の栄養失調状態となり症状が出るのです。

腎臓の弱りを改善させる 眼球の中は硝子体というゼリー状の物質があり、99%が水分ですが腎臓が弱くなると、硝子体の水の代謝が悪くなり、(いわば水が古くなると濁った状態になるのと同じになり)症状が出るのです。

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