がんの治療法と予防法

西洋医学のがん治療の現在

がん治療は、大きく分けて以下の3つの治療があります。

・手術
・放射線
・抗がん剤

手術・放射線は局所療法になりますが、がん化学療法は全身療法になります。 がん病巣が1~2(3)期の局限した場合、手術・放射線が主体となり、3~4期また進行性のあるがんの場合、化学療法が主体となります。

しかしながら化学療法で治癒できるがんは未だに少数であります。 代替医療においては術前術後・放射線治療前後・抗がん剤治療中にも併用することが可能になります。

再発の転移について

がんの再発には、大きく分けて2種類のタイプがあります。

・元々あった場所に再びがんができるタイプ

・血液やリンパ液に乗って、他の臓器に再発するタイプ

術後や放射線・抗がん剤治療後の定期的な検査(腫瘍マーカー・CT・MRIなど)によって、再発の情報を得ることができます。

しかし、手術などで治療した場合では「がん体質」を根本的に改善したことにはならず、生活養生や免疫療法などによって「がん体質」の改善を図られることが最適な方法となります。

がんを予防・治療するための7か条

たばこを控える

がんを死亡率の観点から見てみると、喫煙者のそれは非喫煙者の1.65倍で、全死因と比べても1.29倍と高い死亡率となっています。

喫煙ががんに影響を与えていることは明らかであり、死亡率だけでなく、がん発生にも大きな関わっています。

喫煙自分の健康を損なうだけでなく、周囲の人の健康にも害を与えます。習慣化されるとやめることは難しいですが、このような生活習慣改善が、個人として実行できる最も価値のあるがん予防法といえます。

お酒はほどほどに

『酒は百薬の長』とはいえ、飲み過ぎは肝臓に悪影響を及ぼすだけでなく、がんを促進させるとも言われています。

また、アルコールにより生じた栄養のアンバランスからがんを発生させてしまうといった可能性も否定できません。

1日のアルコール摂取量は、日本酒なら一日1合、ビールなら大ビン1本、ワインならグラス2杯程度までに控えておいた方がよいといえるでしょう。

バランスの良い食生活を

玄米食を積極的に摂るのも良いでしょう。玄米は完全栄養食であるだけでなく、繊維質を多く含むため消化管を刺激し、解毒排泄力を高めます。

また、油や甘いものを多くとることで、胃腸に負担をかけるだけではなく、大切な消化酵素の働きを奪ってしまう可能性があります。 「炒める」「揚げる」料理を減らし、「煮る」「炊く」料理を。

がんを恐れず、日々を楽しむ

がんに即死なし。 『がんは死に至るという固定観念』は捨て、『自分が治るための治療法は必ずある』という希望を持つこと。 希望を失った人には どんな治療法も無効です。

がんになったことは、未来をすべて否定されたことではありません。 がんを恐れず、諦めず、充実した毎日を過ごすため、自分が楽しいと思うことを考えたり行い、大いに笑い、大いに楽しむ。

ストレスのないリラックスした生活を送れるよう心掛けることが大事です。

身体を冷やさない

人間の身体は冷やすようにはできていないため、冷やすと全体的なバランスが崩れます。 冷たい物の飲食、冷房の効かせすぎに注意しましょう。

※体温が1度下がると免疫力が30%減、1度上がると免疫力が300%増します。

薬を使う場合は、専門のカウンセラーに相談を

風邪薬や消炎鎮痛剤の多用は、交感神経の過度な緊張を引き起こし、重大な副作用を起こすこともあります。

安易に薬を使わないことは、がんの予防にも繋がります。 薬を使う場合は、専門のカウンセラーに相談しましょう。

定期的ながん検診を

がんは相当進行した段階にならなければ症状に現れない場合が多く、早期のがんで症状が現れることはほとんどありません。 がん検診では、症状のない方も対象としているので、 主に早期がんを発見するのに有効です。

がんと漢方

一般的に”がんの治療”といえば西洋医学による治療ですが、西洋学における抗癌剤は元気な細胞も攻撃することになるため、長期の治療を受けている中で患者さんの体力がなくなり、がん細胞に勝てず、さらに辛い治療が長続きしてしまう。という話をよく聞きます。

東洋医学(漢方)でのがん治療の考え方は、がん細胞を攻撃するものではなく、生活習慣や食事を改善することで身体本来の力を高め、がんの再発防止・転移防止ししたり、進行を弱めることが中心です。

つまり、漢方はがん克服のサポートの役割を果たすと言えます。西洋医学のがん細胞を攻撃する治療と、漢方によるがん細胞以外の細胞を活性化させる治療、この2つのバランスが大事だと私たちは考えます。

がん細胞と闘う上で生活習慣の改善はとっても大切

漢方学に基づき、個々人の体質に合った生活習慣や食事、漢方を服用することで以下の様な効果が見込まれます。

■うつ状態の改善
■食欲改善
■免疫力向上
■細胞の再生・修復力向上
■滋養強壮
■血液循環力の改善

主流になりつつある漢方で行うがん治療

始めの頃はかなり特殊な治療法とされたいた漢方でのがん治療ですが、現在はがんセンターに漢方専門外来ができたり、欧米諸国から注目を集めるまでになっています。

西洋医学による治療と合わせてからだの力を高めていくことが、根本解決の鍵になると言われています。

まずはご相談ください。

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